「将来的には日本代表のヘッドコーチ」田中史朗が現役引退 再び日本中に感動届ける意思を語る【ラグビー】
ラグビー元日本代表の田中史朗選手(39)が、今季限りでの現役引退を24日に発表しました。 【動画】引退後の目標を日本代表HCと宣言するラグビーの田中史朗選手 会見で田中選手は引退発表を口にする前に大きく深呼吸。「17年間という長い現役生活でしたが最高に幸せな時間でした。この小さな体でプレイできたこと日本代表としてW杯で新しい日本の歴史を築けたことは私の誇りです」と目に涙を浮かべながら語りました。 田中選手は166cmと小柄な体格ながらもスクラムハーフとして自分よりはるかに大きな選手にも果敢にタックルしにいくプレイで観客を魅了しました。日本代表として3度W杯に出場し、15年には強豪南アフリカに逆転勝利。日本中にラグビー旋風を巻き起こしました。 今後はチームが行っている小・中学生向けのアカデミーのコーチを続けていくといいます。さらに「将来的には日本代表のヘッドコーチをやってみたいと考えています」と宣言しました。 ラグビー日本代表のW杯の成績は田中選手が所属していた19年に史上初のベスト8進出。23年にはプール戦2勝2敗で惜しくも決勝トーナメントへ進めませんでした。現在、27年のオーストラリアW杯へ向けエディー・ジョーンズ新HCのもとさらなる強化を進めています。 日本代表監督への思いについて田中選手は「選手として日本代表で試合に勝つことの喜び。そしてファンの皆さんが日本の皆さんが喜んでいただけることの喜びを感じて、それをもう1度味わいたいんですけれど、プレイヤーとして継続することはできない。次はコーチになって、そういう部分を選手に味わっていただきたい。ファンの皆様、日本の皆様に感動を届けられるようなチームを作りたい」と気持ちを語りました。