笠原亮が絶好のSから今年4度目の優勝/ボートレース芦屋
ボートレース芦屋の「BTS宮崎開設10周年記念」は20日に最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われた。 予選トップ通過から優勝戦1号艇をつかんだ笠原亮は、実戦型の仕上がりで上位着を並べてきた。伸びは平凡な域だけに準優を逃げた後に「少し伸びを意識して調整したい」と語っていた。 優勝戦でも4号艇になって伸び型を示唆していた渡邉和将の展示タイムが6.63だったのに対し、笠原は7.71とやはり伸びでは上がいる状態。だが「準優はいいSが行けたし、優勝戦はそれ以上を行く」と語っていたようにSに集中。全艇がコンマ0台の激しいS合戦の中で、有言実行のコンマ04のトップSを決めて先マイに持ち込んだ。こうなれば自慢のレース足に物を言わせて一気に後続を突き放した。 一番差しの川原祐明のターンはやや流れ、引き波に乗ってバランスを崩したまま外マイの浅見昌克に接触して転覆。二番差しの渡邉が2着。大外から展開を捉えて浮上した吉島祥之が3着で、2連単1-4は360円(2番人気)、3連単1-4-6は3,260円(13番人気)で決着した。 前節の桐生は優勝戦1号艇で2着と悔しい思いをしていた笠原がリベンジを決めて今年4回目の優勝を果たした。
マクール