教育関係者は「非認知能力」に注目、8割が最も重要と回答 イー・ラーニング研究所調査
株式会社イー・ラーニング研究所は、2024年10月2日から4日にインテックス大阪で開催された「第7回EDIX(教育総合展)関西」に出展し、教育関係者を対象に「教育トレンドに関する調査」を実施した。その結果、注目されている教育トピックの第1位に「非認知能力」が挙げられ、約8割の回答者が教育現場において非認知能力が重要であると考えていることが明らかとなった。 【画像】調査結果概要 【調査概要】 調査方法:紙回答 調査期間:2024年10月2日(水)~2024年10月4日(金) 調査対象:第7回EDIX関西 同社ブース来場の教育関係者 計221人 非認知能力とは、忍耐力や協調性、コミュニケーション能力といった社会で生きていくために必要なスキルを総称する概念で、特に「やり抜く力(グリット)」が注目されている。 同調査で、非認知能力の教育における注目度を聞いたところ、約8割が「教育において重要だと考えている」、約2割は「そもそも詳しくない」と回答した。 また、教育分野で注目しているキーワードに関する問いでは、第1位が「非認知能力」、次いで第2位が「個別最適化学習」となり、いずれも約半数を占めている。これらの結果から、非認知能力は教育関係者から重要視されているだけでなく、教育トピックの中でも最も注目されていることが判明した。 さらに、教育現場で感じる課題に関しては、「学力重視の教育になってしまっていこと」「ICT教育の活用方法」「生徒の興味の引き出し方」といったさまざまな回答が寄せられたという。 なお、今後取り組みが必要な教育テーマを聞いたところ、「キャリア教育」「金融リテラシー教育」「探究学習」との回答が複数寄せられた。これにより、子供たちが将来生きていく上で、必要な力を身に付けるための学習が注目されていることがわかる。 同社は、キャリア教育を学べるボードゲーム教材「子ども未来キャリア」を小学校から高校などの学校や学童施設などに販売しており、今後も教育現場の課題解決に寄与する製品やサービスを展開することを表明している。
こどもとIT,編集部