大谷選手の地元で花火の「ショータイム」 50―50の偉業たたえる
大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の地元・岩手県奥州市の姉体地区で背番号にちなんだ17日の夜、花火ショーが繰り広げられる。ワールドシリーズ優勝と、大谷選手の50本塁打、50盗塁(50―50)の偉業をたたえるイベントだ。 【写真】パドレスとの地区シリーズ第1戦。二回裏、3点本塁打を放つドジャースの大谷翔平選手=2024年10月5日午後6時25分、米カリフォルニア州ロサンゼルス、小林一茂撮影 「大谷翔平選手 ありがとう プロジェクト 2024」と題し、地元の姉体町振興会が企画。当日は午後7時から、大谷選手の母校・姉体小学校近くの水田から打ち上げる。 秋田県大仙市の小松煙火工業が担当する。この夏、日本一の花火師を決める「大曲の花火(全国花火競技大会)」で内閣総理大臣賞を受賞。なかでも、青色の花火を打ち上げる技術力は国内随一で、今回は振興会のリクエストに応え、球団カラーのブルーを基調とした花火を演出する。 54本塁打59盗塁に合わせ、4~10号玉の花火を54連発、59連発と打ち上げる。スターマインと合わせ、10分間に200発が夜空に舞う予定だ。 このイベントは、大谷選手が最優秀選手(MVP)を初めて受賞した2021年に始まった。振興会事務局長の千葉恒雄さん(62)は「地元の住民にとって、大谷選手は家族のような存在。『元気にプレーしてほしい』と祈っているが、毎年、期待をはるかに超える活躍をみせてくれる」。 小松煙火工業の花火師、小松忠信さん(61)は岩手大の野球部出身。「同じ東北人として大谷選手はヒーロー」と話し、特大の祝砲で地元のファンと喜びを分かち合うつもりだ。(室矢英樹)
朝日新聞社