病原性が高い鳥インフルエンザが例年より早く全国で流行していることを受け県は、県内の養鶏場の緊急消毒を進めています。 県農林水産部　津田康志部長 「今シーズンはこれまでで最も早い１０月１７日に北海道で発生し、我々としても大きな危機感を持っている」 県によりますと高病原性鳥インフルエンザは、先月１７日に北海道で確認されて以降、隣の新潟県などあわせて６道県８カ所で確認され、１０９万羽の鶏が殺処分されています。 去年の同じ時期を大幅に上回り、全国の卵をうむニワトリ採卵鶏の１割が殺処分されるなど過去最大の流行となった２０２２年のシーズンに迫るペースだということです。 県は１００羽以上飼育している県内２１の養鶏場での緊急消毒を例年より早い今月５日から実施していて、来週２２日までに完了する予定です。 全国の流行状況によっては２回目の緊急消毒を検討することにしています。 会議では県内で発生した場合の対応について確認しました。 県は飼育農家に対し消毒や野生動物の侵入対策などを徹底するよう呼びかけています。