東洋新薬、健康食品製造全ラインに「ステルス印字機」
健康食品の受託製造企業である東洋新薬は、鳥栖工場とインテリジェンスパーク第一工場の健康食品の全製造ラインに「ステルス印字機」を導入した。 ステルス印字機は、通常は見えない透明のインクで情報を印字することで、製造過程や流通過程で必要な情報(分単位の製造時刻や製造順番等)を迅速に読み取ることが可能となる。万が一、品質問題が発生した際、紫外線照射で文字を読み取ることで、通常のロット単位での追跡よりも細かいトレースができ、迅速かつ正確に対応できるようになる。模造品被害の対策に有効などのメリットもある。 さらに、「近赤外線分析法」の増強および、新たに「原子吸光光度計」を導入。これら分析機器により、原材料の検査精度の向上、異物混入リスクの一層の低減を目指す。「原子吸光光度計」は、微量の金属汚染を検出する能力に優れており、金属汚染に対する製品の安全性をより高めることが可能という。