窮地のローマ指揮官は「熱々のじゃがいもを拾った」…恩師アタランタ指揮官が語る「かなり孤立している」
アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が4日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組に出演。ローマの状況などについて語った。 今夏にOBのダニエレ・デ・ロッシ前監督と3年間の契約延長に合意して新シーズンに臨んだローマ。しかし首脳陣は、開幕から4試合を終えて3ポイントの獲得にとどまっていた若手指揮官を解任し、後任としてイヴァン・ユリッチ監督を迎えた。しかし、直近のリーグ戦5試合で1勝3敗1分と成績が再び低迷し、2度目の指揮官交代も噂されるなど周辺が騒がしくなっている。 そんな中、イタリアのラジオ番組に出演したアタランタ指揮官が、自身の教え子でもあるユリッチ監督を取り巻くローマの状況に見解を示した。 「デ・ロッシの解任後、この非常に爆発しそうな状況が生まれた。ユリッチは熱々のじゃがいもを拾ってしまったようなものだ。彼を救うことができるのは結果だ。最初は結果が出ていたが、現在は苦戦している」 「イヴァンは優秀な指揮官で、仕事ができる。周囲の支えがあれば結果を出せる監督だ。だがローマの状況は非常に難しく、彼はかなり孤立していて、あらゆることに向き合わなければならない。彼は自身に可能な範囲で全てを尽くしているよ」 またガスペリーニ監督は、今夏にジェノアからアタランタに加入すると、すでにリーグ戦で11得点を挙げてブレイク中のマテオ・レテギに言及した。 「功績は彼自身のものだ。私は選手たちのクオリティを引き出す手伝いに努めているのであって、プラスアルファを与えられるわけではない。我々にはアイディアがあるが、選手たちの反応が決定的になる。マテオの反応は素晴らしいものだった。我々が信じ、考えていることをピッチで実行できる能力は、全て彼の功績だ」