【中継】能登半島地震から1年 氷見・高岡伏木 富山県内の被災地の願い
伏木地区では、あちこちに空き地が広がり、道路はでこぼこのままで、下水道の本格的な復旧工事も始まったばかりです。 住民からは「自分たちは取り残されている」という声が聞かれました。 そして県内では、水産業や観光業も深刻な影響を受けました。 シロエビの漁獲量は去年、例年より6割以上減少しました。 統計が残る1985年以降では最も少なく、地震による「海底地滑り」が原因とみられています。 また、ベニズワイガニも不漁に見舞われ、多くのカニが土砂に埋もれて死んだ可能性が指摘されています。 落石被害を受けた黒部峡谷トロッコ電車は、全線開通が来年秋以降に延期されました。 これに合わせ「黒部宇奈月キャニオンルート」も一般開放が見送られています。 そして、県内でも災害関連死として、高岡市の高齢者2人が認定されました。 当たり前の日常が失われてきょうで1年。 県内の被災地はまだまだ復興まで道半ばです。 氷見市北大町から中継でお伝えしました。