【堂本光一 コンマ一秒の恍惚Web】サーキットでもドラマでも、チャンピオンの偉大さを感じました
■アイルトン・セナのドラマに感激 2024年はアイルトン・セナ没後30周年でしたが、Netflixでセナの人生を振り返ったドラマシリーズが配信され、さっそく観ました。セナやライバルのアラン・プロストを演じている役者の方々が特徴をよくとらえていて、「本当にそっくりだなあ」と感心させられたシーンが何度かありました。 当時のレーシングスーツやサーキット、マシンなどの再現度にも目を見張りました。メイキング映像も見ましたが、お金をかけて、細部にまで徹底的にこだわっていますが、セナの人生を振り返るには全6話では短すぎる。リアルタイムでセナのレースを見てきたので「あそこを端折るのか」と感じた場面がいくつかありました。 とはいえ、すごく楽しめました。実話を映像化した作品でガッカリすることもありますが、この作品にはそういうところは一切ありません。F1とセナのことが大好きな人たちが作ったんだな、という愛情が伝わってきました。 ただセナの人生は本当にドラマチックで、やっぱりリアルをなかなか越えられないところがどうしてもあります。このドラマを見終わって、あらためてセナの偉大さを感じました。 ☆取材こぼれ話☆ 2025年シーズンは全24戦が行なわれ、来年の3月にオーストラリアで開幕する。 「ここ数年、F1のシーズンオフの期間に『Endless SHOCK』の稽古があり、舞台が始まるころにF1のシーズンもスタートしていました。それが1年間のリズムになっていたんですが、もう『SHOCK』の稽古がないので、ルーティンがなくなったような感覚です。以前は『SHOCK』の稽古が本格的になっていくと、『F1が早く始まらないかな』という気持ちがどこかで抑えられていました。でも来年からは、これまで以上にF1の開幕が待ち遠しいという気持ちが強くなりそうです。実際、まだシーズンが終わったばかりなのに、『始まってくれないかなあ』って思っていますから」 スタイリング/渡邊奈央(Creative GUILD) 衣装協力/AKM ヘア&メイク/大平真輝) 構成/川原田 剛 撮影/樋口 涼(堂本氏) 写真/桜井淳雄