バスケ女子日本代表、世界ランク3位のオーストラリアに勝利 凱旋試合の町田瑠唯に会場拍手
バスケットボールの女子日本代表が20日、札幌市の北海きたえーるで世界ランキング3位のオーストラリアと強化試合を行い、96―85で勝利した。 パリ五輪に向けたサバイバルレースの号砲が鳴った。北海道出身の町田瑠唯(31)にとっては凱旋(がいせん)試合で「楽しみな気持ちもある」と話していた。第1クオーター途中に交代でコートに入ると会場の拍手で出迎えられた。 東京五輪のアシスト王。パリ切符を得た五輪最終予選は負傷でメンバー入りできなかったが、Wリーグで富士通を優勝に導き、代表に戻ってきた。「日本のスピードを生かせるよう、みんなの持ち味を引き出したい」。計6アシスト、前半終了のブザーと共に自ら3点シュートを決めた。 「走り勝つシューター軍団」を掲げる恩塚亨監督は「コンセプトを表現した上で、チームメートにも貢献できる選手」と選考のポイントを挙げた。現状の16人から五輪最終メンバー12人への判断材料となる一戦。日本の司令塔は強豪を手玉にとった。
中日スポーツ