Karavi Roushi、『清澄黒河』同様AquadabとTakara Ohashiとともに新作アルバム発表
2019年にリリースされた『清澄黒河』で日本ヒップホップに突如切り込んだラッパー、Karavi Roushi(カラヴィ・ロウシ)が、前作同様サウンドデザインにAquadab(アクアダブ)を迎え、2025年2月にKaravi Roushi & Aquadab名義で2ndアルバム『BLADE N』をリリースします。 Karavi Roushiは、名古屋のヒップホップ・コレクティブ“Hydro Brain Gang”の一員として、Nero Imaiのアルバム『Return Of Acid King』(2017年)に参加しシーンに登場。その後、Aquadabとレーベル「Super Lights」を立ち上げ、Takara Ohashiをデザイナーに迎えて2019年に1stソロ・アルバム『清澄黒河』を発表し、無名の新人ながらiTunesのHip Hop Japanアルバムで総合15位を記録し、音楽だけでなくOhashiがデザインしたCD装丁でみせたトータルアートとともに強いインパクトをのこしました。また、コロナ禍に制作されたコンピレーション『S.D.S =零=』(2020年)で発表された「Tokyoite」は、参加アーティスト達のフェイバリット / 裏アンセムとなっています。 この3人のチームで、ガラス細工のように作り込まれた『BLADE N』は、音楽面で意識的に方法論を変え、従来NGとされてきたラッパーのヴォイスやフローに干渉する対旋律を積極的に採用した楽器法、複雑に音が編まれたトラックで、ラッパーとトラックメイカーが対等の関係となったサウンド・テクスチャーを提案。時にシンセ機材のようなKaravi Roushiの超常ヴォイスは切れ味を加え、アートワークでは、「死なないこと」とファースト・トラックで歌い出される『BLADE N』に秘められた物語世界をOhashiがヴィジュアル抽出し、『清澄黒河』同様のインパクトを与えています。なお、本アルバムより先行シングルとして「Point」がリリースされています。 また、フィーチャリング・アーティストとしてrawbaiとの共演でも話題のKuroyagi、エモーショナルな心の機微を歌うORIVA、Nipps率いるThe SexorcistのC.J.CALが参加し、サウンド面ではCo-ProducerとしてSyntheticが1曲参加しています。 『清澄黒河』でリスナーに衝撃を与えたKaravi Roushi、Aquadab、Takara Ohashiの3人が放つ『BLADE N』は、CDとLPで2025年2月中にEM RECORDSよりリリース。詳細や予約に関してはEM RECORDSのホームページをご確認ください。