大谷翔平、39歳ベテラン右腕に術中にはまり完敗「間合いが独特」MVPトリオが3者連続三振
<ドジャース1-3レンジャーズ>◇13日(日本時間14日)◇ドジャースタジアム 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)13日(日本時間14日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、ベテラン右腕に完敗した。レンジャーズ戦に「2番DH」で出場し、4打数無安打。3戦連発はならなかった。2点を追う8回1死一、三塁のチャンスではレ軍のベテラン右腕ロバートソンとの対戦で3球三振。同点機を逸し、敗因を背負った。チームは昨季のワールドチャンピオンに2連敗を喫し、カード3連戦で負け越した。 【写真】ドジャースMVPトリオを3者連続三振に仕留めて、吠える39歳ベテラン右腕 ◇ ◇ ◇ 大谷が完敗した。2試合連続で39歳の右腕ロバートソンと対戦し、結果は前日と同じ3球三振。2点を追う8回無死一、三塁からベッツ、大谷、フリーマンが3者連続三振。これが勝敗を分けた。主軸を代表し、試合後の取材に応じた大谷は「こちら側の、僕の打席のアプローチがかみ合ってないのかなと。今日の打席で言うなら、どちらかというとコーナーのピッチングがストライクになってるケースの方が多かった」と、相手の投球をたたえた。 メジャー17年目、通算821試合の登板経験があるベテランの術中にはまった。「スタッツ(数字のデータ)よりも投げ方みたいな、間合いの方が独特。そこの方がみんな、ちょっとずれる感覚があるのかなと、僕自身も含めて思います」。1球目はクイック投球で内角を突かれ、2球目は左足を上げる通常のモーションで高めギリギリを攻められ、3球目は再びクイック。リズムの変化は、前日の対戦では見せていなかった相手の“秘策”。結果的に、低めに大きく外れたナックルカーブに全くタイミングが合わずに空振りした。 ド軍の誇るMVPトリオが2日連続でイニング、点差も同じ状況で、結果も同じ3者連続三振に終わった。大谷が試合後に敗戦コメントを代表したのは4月20日のメッツ戦以来、今季2度目。前回は投打がかみ合わない状況でも前向きな言葉が多かったが、この日は敗戦の弁が目立った。「しっかりと今日の一、三塁なんか特に、外野フライでも1点入りますし。(一塁走者が)二塁に行ってスコアリングポジションで2死でも十分同点になるシチュエーションではあるので」。チームの中心選手と自覚し、敗因の責任を背負った。 昨季のワールドシリーズ王者との3連戦で負け越し。3戦連発はならず、5試合ぶりの無安打に沈んだ。「何が自分にとって大事なのかというか、良くなるために必要なことを毎打席毎打席、反省しながら次につなげていけたら」。仕切り直し、再スタートを切る。