海外メディアは日本のW杯8強進出を絶賛「衝撃の結果」「まるでパーティー」「次の南ア戦で再び奇跡が起きるか」
同じく英国のBBCは、「スコットランドが横浜で活力に満ち溢れた日本によって倒され、ラグビーW杯で、わずか2度目となる予選プールでの敗退となった」と伝えた。 記事は、「日本は容赦なく、素晴らしかった」と、試合を描写する中で日本の戦いぶりを絶賛。「スコットランドが終盤に反撃に出る前、日本は完璧に支配した時間帯を作った。創造力にあふれた攻撃でペースをつかんだ。アクセル全開でプレーしながらも正確性を見せたことは驚きだった。スコットランドが犯したミスのすべては叩かれた」と続けた。 勝利を告げる試合終了の場面を「最後のスコットランドの攻撃をターンオーバーで封じたとき、地元サポーターの大声で耳が聞こえなくなった。この素晴らしい国にとって大きな瞬間で、このW杯にとっても大きな出来事だった」とクローズアップ。 「スコットランドは国に帰る。日本がどこまで勝ち進むか?それを一体、誰がわかるのだろうか。W杯史上初のベスト8進出なのだから、わからないのも当然だろう」と、日本のさらなる快進撃への期待を寄せて記事はまとめられていた。 またBBCは、試合速報の別記事で、元スコットランド代表選手のコメントを紹介した。BBCラジオで解説をしている元スコットランド代表キャプテンのローリー・ローソン氏は試合後に、「とても良い日本のスタイルを見せてもらった。彼らはブレイブブロッサムズの名の期待に応えた。スコットランドは敗戦の中で勇敢だった」と感想を述べた。 同じく元スコットランド代表フォワードのピーター・ライト氏は、「(日本の勝利に)文句のつけようがない。スコットランドは、準々決勝に進むには十分ではなかった。最初から、ここがタフなグループになることは分かっていた。スコットランドチームには、多くの自己反省がなされるだろう」とコメントしている。 ニュージーランドのニュースサイト「スタッフNZ」は、「日本がホスト国の勇気を保持し、ラグビーW杯8強の座を獲得」との見出しを取り、日本の勝利を伝えた。 「自然の暴力(台風19号)が土曜日、日本のラグビーW杯を襲った。だが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが率いる、光り輝き、猛々しいブレイブブロッサムズは、ラグビー史上最も重要な勝利を収め、8強の座をつかむという消し去ることのできない歴史的出来事を刻んだ」とし、絶賛した。 記事は「試合は、まるで日本のパーティーだった。彼らは大会を去るつもりなどなかった。そして、準々決勝で、彼らが最も恐れていたオールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)と対戦しないように戦った」と伝えた。もし日本が予選プールで2位となれば準々決勝の相手はニュージーランドになる方向だったのだ。 そして「なんと雄大でドキドキするような日本のプレーだったか。大会ホスト国(の日本)は、日曜日の夜に横浜国際総合競技場で、熱狂的な7万人以上の観客の前でスコットランドを28-21のスコアで仰天させ、プールAを4勝0敗、勝ち点19で終えた。ブレイブブロッサムズは、南アフリカとの刺激的な準々決勝の一戦を得た。また一度(前大会に続き南アを破る)奇跡が起きることはあるだろうか」と続け、20日に行われる日本対南アフリカの準々決勝について触れ、日本へエールを送っていた。