海外メディアは日本のW杯8強進出を絶賛「衝撃の結果」「まるでパーティー」「次の南ア戦で再び奇跡が起きるか」
ラグビーのW杯予選プールAの最終戦、日本対スコットランドが13日、横浜の横浜国際総合競技場で行われ、日本が28―21で勝利し、ベスト8(決勝トーナメント)進出の快挙を成し遂げた。日本は、この試合で4トライのボーナスポイントを含む5ポイントを加算、4戦全勝で、勝ち点を19とし、元世界ランキング1位のアイルランドを抑えて、プールA1位通過を決めた。海外メディアも速報で次々と日本の歴史的進撃を伝えた。 英国の高級紙ガーディアン紙は「日本が8強進出に競り勝ち、スコットランドを下す」との見出しを取り「ラグビーW杯に響いたノーサイドの笛はまた一つラグビー界に衝撃の結果を残した。ブレイブブロッサムズ(日本代表の愛称)が史上初めて8強進出を果たしブライトン(前大会)でスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)を破った名高い勝利から4年が経過した今、(再び準々決勝で)南アフリカと対戦することになる」と伝えた。 記事は、「日本の評価を格下の“ティア2”から正式に脱却させる一日にもなった。アイルランド戦のように、ブレイブブロッサムズは、試合全体を通して魅力的で、それは予選プール敗退となったスコットランドに対し4トライを奪った価値よりも大きいものだった」と賞賛。 「スコットランドのプレー、もしくは、その守備が貧弱だったというよりも、まるで教材の対象となるような日本の素晴らしさが際立った。アイルランドにトライを突き刺したウィンガーの福岡堅樹は、晴れの舞台で2つのトライを加え、スコットランドが勇敢な終盤の反撃に向かう前、彼のチームは一時28-7とリードを広げた」と、初スタメンとなった福岡のプレーを評価すると同時に試合経過を紹介した。 また「ホスト国(の日本)に死と破壊を次々と残していった週末の台風の余波が残る中、多くの尊敬を集めた感激の場面だった。このような時においてラグビーは些細なものだが幾分かの癒しをもたらした」と、前日に日本列島を襲った台風19号で多大な被害を受けた被災地へ届ける勝利だったことも伝えた。 「世界のどのチームも、日本が前半に見せたようなプレーをしたがるだろう。早く、頭脳的で、正確、そして革新的だった。これはニュージーランド人コーチのジェイミー・ジョセフと、トニー・ブラウンの2人のコーチの功績で、すぐにスコットランドに対応モードを敷いてみせた」と絶賛した。