阪神・チカナカで決勝機お膳立て 近本チーム初安打→中野右前打→森下決勝2点二塁打
◇セ・リーグ 阪神2-0巨人(2024年4月17日 甲子園) 決勝機をお膳立てしたのは猛虎が誇る「チカナカ」だった。3回2死無走者、まずは近本が自身15打席ぶりで、チーム初安打となる右前打。中野も右前打で続いて一、二塁とし、森下の決勝2点二塁打へとつなげた。3連発ならぬ3連打の口火を切った近本が「結果的に得点につながって良かった」とうなずけば、中野も「最近、つなぐことができていなかったので良かった」と胸を張った。 中野は6回無死一塁でも初球でバントを決め、四球で出塁していた近本を二塁へ進めて「バントもしっかり一発で決められた」と2番打者の役割を遂行。守備でも2回1死三塁、吉川の二ゴロを好捕して本塁へ即座に送球。三塁走者の生還を阻止し、「飛んでくると予測していたので準備できていた」と攻守に存在感を示した。