【ハイライト動画あり】アメリカ、ベネズエラに敗れてオープニングラウンド敗退の危機。WBSCプレミア12 グループAの結果
第3回WBSCプレミア12は、メキシコ開催のオープニングラウンドが大会3日目に入り、この日は全チームが1勝1敗で並んだグループAのナイトゲーム2試合が同時刻で開催された。 【ハイライト動画】グループA ベネズエラ vs. アメリカ
『サンタ・テレシータ』では、前日に同球場でオランダに大勝し、今大会初白星を挙げたアメリカと、初戦で地元メキシコに勝利しながらも、第2戦でパナマに惜敗したベネズエラが対戦した。
ベネズエラは先発のマリオ・サンチェスが快調な立ち上がりを見せ、アメリカ打線を初回から2イニング連続で三者凡退に打ち取ると、3回もスコアボードにゼロを並べる。
すると、ベネズエラは3回裏に試合を動かす。アメリカ先発のザック・グローツに対し、ベネズエラは単打2本で無死1・3塁のチャンスを作ると、9番カルロス・ペレスが左翼へライナーを放ち、これが犠飛となって1点を先制する。
しかし、アメリカも直後の4回に、先頭の2番マット・ショウが変化球を上手く捉え、左中間フェンスを超えるソロアーチを放って試合を振り出しに戻す。この後、両チームとも1点ずつ加え、2-2のタイで迎えた6回裏に試合の転機が訪れる。
ベネズエラはアメリカ3番手のエリック・アドラーに対し、内野安打と四球により一死2・3塁のチャンスを作ると、5番エルリス・ロドリゲスの適時打で、3-2と勝ち越す。なおも一死1・3塁で、続く6番ディエゴ・カスティーヨがスクイズを試みると、アメリカによるベースカバーと送球のミスを突いて三塁走者が生還。
さらに7番アンヘル・レイエスもセーフティスクイズを決め、5-2とリードを広げる。結果的に、このベネズエラのスモールベースボールによる得点が勝敗を分ける格好となり、アメリカは最終回に押し出しで1点を返すも、試合はベネズエラが5-3で勝利した。
◆試合結果 アメリカ |0 0 0 1 0 1 0 0 1|3 ベネズエラ|0 0 1 1 0 3 0 0 X|5
『チャロス・デ・ハリスコ』では、ともに前日の試合で難敵を下して大会初勝利を挙げたパナマと地元メキシコが対戦。試合が動いたのは1回。メキシコは今大会絶好調の1番アロンソ・ガイタンによる先頭打者本塁打で先制に成功する。