帝京大は本橋兄弟アベックトライなど5Tで明大を返り討ち 13日に早大-京産大の勝者相手にV4狙う FL青木主将「帝京大らしい激しさを出した」/大学選手権
第61回ラグビー全国大学選手権準決勝(2日、帝京大34-26明大、国立競技場)関東対抗戦2位で4連覇を狙う帝京大が同3位の明大から5トライを奪い、昨秋の対抗戦(48-28)に続いて返り討ちにし、4大会連続14度目の決勝進出を果たした。13日の決勝(秩父宮)では早大(関東対抗戦1位)-京産大(関西2位)の勝者と激突する。 前半は帝京大が7分にSO本橋尭也、15分にWTB生田弦己のトライで14-0とした。明大も19分にショートパントを起点にWTB海老沢琥珀、32分にもWTB白井瑛人の突進からPR桧山蒼介がトライを返し、14-12と帝京大が2点リードして前半を折り返した。 後半、帝京大が立て続けの3トライで突き放しにかかる。4分にCTB上田倭士が抜け出し、8分にはLOカイサ・ダウナカマカマが相手ゴール前で力強く突破、17分にはLO本橋拓馬が兄弟アベックトライとなるチーム5トライ目を奪った。31分にはCTB大町佳生のPGで34-12と差を広げた。35分には明大NO・8木戸大士郎主将、終了間際にLO田島貫太郎が意地のトライを奪ったが、反撃はそこまで。帝京大がV4に王手をかけた。 帝京大のFL青木恵斗主将は「前半、2本のトライをとったあと、受けてしまって2トライを返された。でも、ハーフタイムでは誰も焦っていなかったし、接点では勝っている手応えがあった。後半、特にディフェンスでは帝京大らしい激しさを出すことができて勝利につながった」と話した。