打球速度174キロのファウルボールを素手でつかみ取る! ファンによる“史上最高のキャッチ”と現地でも話題に
球場でファンが素手でボールをキャッチするシーンはたまに見かけるが、現地時間6月24日(日本時間25日)のオリオールズの本拠地・オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズで行われたガーディアンズ戦で「ファンによる史上最高のキャッチ」と話題になったシーンが起きた。 【動画】オリオールズファンがファウルボールを素手で!“史上最高のキャッチ”と現地で話題に 3回、ガーディアンズのジョシュ・ネイラーが放った打球は、右翼のポールを外れファウルボールに。打球は上段席へと運ばれていったが、そこにいたメリーランド州パサデナ出身のオリオールズファンの男性であるティム・バイヤーさんが素手で直接キャッチした。 米メディア『MLB.com』の記事によれば、そのファウルボールは、飛距離415フィート(126.4メートル)、打球速度108.5 マイル(174.6キロ)を計測していたという。 同メディアは、バイヤーさんがボールをキャッチして誇らしげに両手を広げている映像も公開しており、「このファンは右手でボールを捕ったとき、左手に携帯電話と飲み物を持っていた」と紹介している。また、バイヤーさんは25年前に高校野球の外野手として活躍していて、1997年にはチェサピーク高校で州選手権を制した経験があるという。 記事によれば、バイヤーさんは、米メディア『MASN』のインタビューで「契約はついてくるんですか?」と、ジョークを飛ばしたという。このスーパーキャッチで、一瞬にしてオリオールズファンの注目の的となったが、彼の妻と娘はトランポリンで遊んでいて、試合の生中継は見ていなかったというオチを伝えている。 この日の試合、2-3でオリオールズは敗れてしまったが、バイヤーさんにとって30年間の野球観戦で忘れられない試合となったに違いない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]