談笑しながら移動する藤川監督（撮影・加藤哉）

　阪神の藤川球児監督（44）が8日、サンテレビ「熱血タイガース党」に生出演し、来季の開幕投手や抑えに踏み込んだ話をした。 　視聴者からの質問コーナーで来季の開幕投手を問われると、「対エースに僅少さで勝てる投手ですね」と回答。続けて、「しかも曜日の最初（カードの頭）ですから、できるだけ長いイニングを投げられる投手。才木、村上このあたりになるんじゃないかと思います」と実名を挙げて候補を明かした。 　さらに、ゲスト出演した虎党の「ますだおかだ」増田英彦から抑えをどう考えているかを聞かれ、「まずやはり昨年も日本一になったということで、岩崎という投手を僕はリスペクトしている。彼が抑えであるべきだと思っています。気持ち、頭が冷静である必要があるので、岩崎になる可能性は高いと思います」と岩崎優投手（33）が最有力だと話した。 　9日には今キャンプ2度目の紅白戦が実施。1番には佐藤輝明内野手（25）と中野拓夢内野手（28）が予定。打順にはともに出演したOBの浜中治氏と関本賢太郎氏を例に「関本さんと浜中さんのタイプと同じです。打線の並び、浜中さんなら佐藤選手が、関本さんなら中野選手のチーム作り。というような組み方を1度してみようかと。なにぶん、僕自身も采配振るったことがないのはみなさんご存じだと思うんですけど、それを総合と一緒にどうやって動かすか。可能性を話し合いながらゲーム勘をもむというかそういう時間にあてたい」と話した。ただ、「当然本線は2番中野です」とも話した。 　今季の打順とは違っているが「なんとも言えないけど、可能性は少し広げたいというのはありました。強かったタイガースが固定できていた。相手を少しは考えさせなければいけないなと」とピタッとハマる打順を模索しながらの実戦になる。