初防衛戦が発表された石井武志（大橋ジム提供）

大橋ボクシングジムは来年3月11日に東京・後楽園ホールで、主催興行「フェニックスバトル130」を開催すると20日までに発表した。メインイベントは東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチで、王者の石井武志（25）＝大橋＝が同級6位の伊佐春輔（26）＝川崎新田＝と初防衛戦を闘う。 元キックボクサーで、2022年全日本同級新人王の石井は、9月に初のタイトル戦となる王座決定戦で、東洋太平洋同級5位のジョン・ケビン・ヒメネス（20）＝フィリピン＝に3－0の12回判定勝ちした。元日本ユース同級王者の伊佐は、3月に日本同級王者だった高田勇仁（ライオンズ）に挑戦し、0－3の10回判定負け。7月の再起戦は引き分けだった。 セミファイナルはWBA世界フライ級7位、IBF世界同級9位、WBC世界同級12位の桑原拓（29）＝大橋＝の再起戦8回戦。契約体重と対戦相手は未定となっている。前東洋太平洋同級王者の桑原は5月に東京ドームで、WBA世界同級王者のユーリ阿久井政悟（倉敷守安）に対して世界初挑戦し、0－3の12回判定で完敗した。 興行は動画配信サービスのFODプレミアムで生配信される。プロ戦績はIBF15位、WBC16位の石井が10戦9勝（7KO）1敗、WBOアジア・パシフィック14位、日本2位の伊佐が21戦13勝（2KO）6敗2分け、桑原が15戦13勝（8KO）2敗。（尾﨑陽介） 下記はその他の対戦カード。 ▼53キロ契約8回戦 中垣龍汰朗（大橋）vs小川寛樹（帝拳） ▼8回戦 日本ウエルター級11位の野上昂生（大橋）vs未定 ▼8回戦 日本フライ級12位の富岡浩介（RE：BOOT）vs湊義生（JM加古川） ▼8回戦 ワチュク・ナァツ（八王子中屋）vs未定