貴重な文化財を守り伝える機運醸成を図ろうと、全国の国宝の城で、天守の床を同時に磨くイベントが開かれました。 （記者） 「全国に城はたくさんありますが、国宝の城は、５つしかありません。その１つが、滋賀県の彦根城です。」 １７日朝、彦根城の天守前には、親子連れや地元企業の人など１８０人が集合しました。 このイベントは、滋賀県の彦根城をはじめ、長野県の松本城・愛知県の犬山城・兵庫県の姫路城・島根県の松江城の国宝５城をオンラインでつなぎ、同時に行われました。 彦根城では、子どもたちが、市の職員から「国宝は、みんなの宝物ということ。だから、大事にやさしく拭いてください」とアドバイスを受け、雑巾を使って床板をピカピカに磨きあげていきました。 なお一斉床磨きには、国宝５城合わせて約４６０人が参加したということです。