中村勘九郎、8年ぶり明治座登場に万雷拍手 「十一月花形歌舞伎」開幕
歌舞伎俳優、中村勘九郎(43)が2日、東京・日本橋浜町の明治座で「十一月花形歌舞伎」(26日まで)の幕を上げた。 中村屋三代の芸で知られる昼の部では「一本刀土俵入」に出演。8年ぶりとなる同劇場の舞台に茂兵衛役の勘九郎が現れると、場内は温かい拍手に包まれた。勘九郎の弟でお蔦を演じた中村七之助(41)が空腹の茂兵衛の身の上を聞き持ち金などを渡し、励ます場面では観客を前のめりにさせた。 10月31日に誕生日を迎えた勘九郎は、「花形一同力を合わせて、少しでもお客様に楽しんでいただけるよう舞台を作っていきますのでぜひ劇場にお足をお運びいただけたら幸いです」とコメントを寄せた。