ベイスターズ日本一の経済効果、横浜市内で124億円 帝国データバンクが試算
プロ野球横浜DeNAベイスターズの日本シリーズ優勝に伴い、横浜市内における経済効果が124億6100万円に上るとの試算を、帝国データバンク横浜支店が28日公表した。 試算では、直接的な消費支出を4つに分類した。最も額が高いのは、百貨店などが展開する「優勝記念セール」での支出額(71億2200万円)。30日に日本大通りなどで行う「優勝パレード」については、来場者を30万人と想定し、選手らを間近で見られる特別エリアのチケット代や飲食代など32億1500万円の効果を見込む。 また「横浜スタジアム観戦者」のチケット代や宿泊費などは16億900万円、記念品販売など「祝賀イベント」の関連支出は5億1500万円と見積もった。 ベイスターズが日本一に輝いたのは26年ぶり。福岡ソフトバンクホークスに2連敗してからの4連勝と、劇的な展開で地元を沸かせた。帝国データバンク横浜支店は「7年前の日本シリーズ進出時は球場になかったウイング席の増設や、宿泊費ふくめ物価が上昇していることも後押しし、横浜市の経済に大きなプラス効果をもたらしている」と分析している。