国連の皇室典範改正勧告、葛城奈海氏「削除」求め反論書提出へ 会見で分担金見直しも訴え
一方、10月17日の対日審査会では、キューバの委員が「天皇について宗教的な側面があることは理解する」とも発言したといい、「われわれの発言が効いたと思った。小さなロビー活動だったかもしれないが、対面で意思を伝えたことが、ある程度伝わった証と受け止めている」と語った。
葛城氏は同委でスピーチした際、天皇の英訳について「King」でも「Emperor」でもなく、「The Tenno of Japan」とした。「唯一無二の存在を伝えるため、日本語でありながら、世界の言葉であるようにしたいと思い、あえて『Tenno』と表現した。世界の平和を毎日祈っている中心の存在として、世界の人が認識できる言葉として広めたい」と語った。(奥原慎平)