オリックス、ドラフト3位の山口廉王が仮契約「自分の持っているものを最大限に出せるようにしたい」
オリックスは8日、ドラフト3位指名の仙台育英高(宮城)・山口廉王(れお)投手と仙台市のホテルで仮契約を結んだと発表した。背番号は後日、発表される。 球団から渡された色紙に「最多勝」と書いた山口は、球団を通じて「緊張しましたが、仮契約を終えてホッとしましたし、プロ野球選手になるという実感がわいてきました。1年目から早く活躍したいという気持ちはありますが、焦らずしっかりと体づくりをして、自分の持っているものを最大限に出せるようにしたいと思っています。たくさんの方たちに支えられてプロの舞台で勝負できるチャンスをいただいたので、感謝の気持ちを忘れず、ファンの皆さんに愛される選手になれるように頑張ります!」とコメントした。 山口は193センチ、97キロ、右投げ右打ちの大型投手で、球速150キロ近いストレートとフォークが武器。右肘手術をへて2年秋から公式戦に出場。甲子園出場はなし。今夏は宮城大会決勝の聖和学園戦で3回途中に4失点降板したが、東北との3回戦では9回途中まで無失点の好投。古川学園との準決勝は9回に救援登板して反撃を食い止めた。担当の小松聖スカウトは「最大の武器はMAX149キロのストレート。決め球のフォークも完成度が高く、打者を圧倒した投球ができる。スケール感満載で無限の可能性を秘めた大型右腕」と評している。
中日スポーツ