万博見据えた災害対策訓練、1月17日に 阪神大震災30年にあわせ
大阪府は25日、2025年大阪・関西万博を見据えた地震・津波災害対策訓練を来年1月17日に実施すると発表した。万博開催中の4月20日に南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で、自衛隊など関係機関とも連携する。 阪神大震災の発生(1995年1月17日)から30年となる日に合わせる。府内の最大震度6強の地震が起き、大津波警報が発令されたと想定。府職員らの初動対応を確認し、発生から48時間が経過した災害対策本部会議の運営もテストする。 万博に備えた広域実動訓練は、実際の会場となる大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)ではなく、舞洲(まいしま)で実施する。自衛隊のヘリコプターで物資や人を運ぶ訓練もする。 吉村洋文知事は「来年は万博もあり、実践的な訓練をすることが災害対応の強化につながる」と話した。【東久保逸夫】