「控えめに言ってドラマが過ぎる」体操男子、大逆転の金メダルに列島興奮!エース橋本大輝「悔しい思いを持って戦ってきた」東京五輪での雪辱果たす【パリ五輪】
パリ五輪の体操男子団体決勝が現地時間7月29日、ベルシー・アリーナで行われ、橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、杉野正尭、谷川航の5人で挑んだ日本が、合計259.594点で見事2大会ぶりの金メダルを獲得した。 【画像】角田夏実の金メダルや阿部詩の涙、大岩Jのゴールラッシュも…日本勢が見せたパリ五輪の「悲喜こもごも」を厳選フォトでチェック! 首位中国とは3.267点差と苦しい状況の中で迎えた最終種目の鉄棒で、中国の2番手の蘇煒徳が2度に渡って落下。一方、日本は橋本が見事な着地を決めた。2種目目のあん馬では痛恨の落下があり、手で顔を覆って悔しがったが、エースは最後に意地を見せ、大逆転で栄冠を手にした。 SNS上では、歓喜の声が上がった。日本体操協会の公式Xは「よく粘り、よく耐えた!!!応援ありがとうございました」と綴ると、深夜にも関わらず演技を見ていたユーザーは「真夜中だけどこれは感動せずにはおれない!日本体操男子団体優勝おめでとう」「控えめに言ってドラマが過ぎる」「凄いよ、凄いよ!最後まで諦めずに攻めた!体操男子団体金メダルおめでとうございます!」と、大逆転の金メダルに興奮は収まらなかった。 表彰台では選手たちの笑顔が咲き誇った。競技後、橋本は『NHK』のインタビューで「本当にみんなに助けられた金メダル。この4人がいなかったら絶対取れなかった。4人のおかげで最高の演技ができた。ミスもあったんですけど、すごく声をかけてくれて、自分で前を向くことができて、やっぱり諦めなくて良かったし、金メダルが取れて良かった」と振り返った。 最後の鉄棒の演技に臨み「みんなの思いを背負って戦えたのは幸せでした」とし、わずか0.103点差で銀メダルに終わった2021年東京五輪を振り返って「悔しい思いを持って戦ってきた」と話した。「体操ニッポン」の誇りを胸に、パリで見事に金メダル奪還に成功した。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]