SKE48井上瑠夏、8年のアイドル活動で叶えた写真集「この1冊に素を全部さらけ出した」
メンバーの反応は
──大変だった撮影はありますか。 井上 SKE48のラブ・クレッシェンドというユニットの「コップの中の木漏れ日」という曲のミュージックビデオを熊本県の鍋ヶ滝で撮影していたので、「ここに行きたい!」ということで行かせてもらったんですが、その日は朝から雨が降っていてすごく寒かったんです。 MVをオマージュして白い妖精のような衣装を着て撮っていただいたんですが、ちょっと滑ったら一気にずり落ちちゃうような、本当に過酷な場所で。衣装を汚しちゃいけないと思いながら濡れた岩の上に乗ったらすごい落ちそうで怖かったです。でも写真では良い顔をできたので、ぜひ注目してほしいです。 ──写真集の公式SNSにはたくさんのゲストとの投稿が上がっていましたね。 井上 発売まで147日あったのでカウントダウン動画を撮ることになって。最初は私1人だったんですけど、徐々にメンバーも加わって一緒にカウントダウンをしてくれました。メンバーにお願いしたら「出たかったんです!」と言ってくれたのがすごく嬉しかったです。ラジオで共演させていただいた四千頭身さんと撮らせていただいたりもして、豪華すぎて幸せだなと思いました。 ──写真集へのメンバーの反応はいかがでしたか。 井上 まず写真集を発売するということにびっくりしてくれました。私は普段、メンバーとよくご飯に行くんですが、撮影前は「ダイエットしてるんだー」とか理由をつけて、結構断っちゃっていたんです。だから「あんなに頑なに断っていたのはこれだったんだね!」と伏線回収みたいな感じで(笑)。 写真集には結構大人なシーンもあるので、同期の仲村和泉ちゃんとか坂本真凛ちゃんからは、「複雑な気持ち!」と言われました(笑)。みんな「こんなシーンあるの!」とびっくりしてくれて、叫び声が事務所中に響き渡るくらいのナイスリアクションをいただきました(笑)。 ──井上さんがグループに加入したのは15歳の頃ですよね。ご自身で成長を感じる部分はありますか。 井上 中学3年生の時に入って、同期とは8年間一緒に過ごしてきました。田舎で育って、右も左もわからないまま名古屋に来て、最初は高いビルがあるだけで「いつか倒れてくるんじゃないか」と怖がっていたんです(笑)。都会に来て毎日不安な気持ちでしたが、気付いたら8年。大人になって、熊本に帰って写真集の撮影をして、「私ってこんな表情できるんだ」という発見もありました。 周りの子が垢抜けて可愛くなったり身長がグンと伸びたりしている中で、私は身長も変わらないし、ずっと黒髪だし、自分ではあまり変わっていないと思っていたんですが、写真集を通して「自分も大人になったんだな」と実感することができました。 ──SKE48は10月に16周年コンサートを開催しましたが、井上さんが入って8年が経つということは、SKE48とは歴史の半分を共にしているということになりますね。 井上 そのことに最近気付いてびっくりしました。正直、信じられないです。最初は後輩だったのに、もう先輩の方が少ない時代になっているんですよね。あっという間にも思えますが、今でも加入当時のことは鮮明に思い出せるので、1年、2年、3年、4年と、8年間ちゃんと濃い時間を過ごしていたんだなと感じます。