「納得できる一年ではない」激動の2024年を終えた“早熟の遅咲きFW”は自己に辛口評価! 17得点を挙げるも「もっと証明できると思う」【現地発】
「後半戦からいい状態で目の色を変えてやっていきます」
オランダリーグ12位のNECは、RKC戦(11月9日)の勝利から1か月以上の長きに渡って勝ち星から見放されている。今年最後の試合となった12月22日のヴィレムⅡ戦も1-4と勝つことができず、タイムアップの笛が鳴ると小川航基は膝に手を付いたまましばらく動けず、茫然自失としていた。 【画像】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの魅惑ショットを一挙チェック! そのときの心境を尋ねると、背番号18を付けたエースストライカーはこう答えた。 「最近、チームがうまくいってない。僕自身、しっかり試合に出ている中でこういう経験は初めて…いや、初めてというのは違いますが、うまくいってない。その要因を追求し、それが何なのか分からないと悪い流れを変えていくことができない。ちょっと一回、リフレッシュして、後半戦からいい状態で目の色を変えてやっていきます」 試合が終わるとかならず一言二言、私と言葉を交わすオランダ人選手がいる。そんな彼ですから、この日は口を開くことなく握手するだけだった。そのことが今のNECの苦境を物語っている。 「そうですね。チームは苦しい状態にあると思う。一人ひとりが自分に目を向けて違いを見せていかないといけない。特に自分なんかはもっともっと得点を重ねてチームを助けないといけない。半年で6点という形で終わりましたけれど、まだまだやれると思う。やっぱり思い描いていた数字ではない。来年に向けてまたしっかり準備をしたいと思います」 公式戦6試合ぶりにゴールを決めたエースストライカーだったが、その後の絶好機を逸した悔しさのほうが勝った。 こうして小川航基の2024年が終わった。NECでは17ゴール(リーグ戦12得点、カップ戦5得点)を挙げ、3月から定着した日本代表では6ゴール。スタッツの上ではまずまずだが、所属クラブではもっとゴールを決めることができたはず、という思いが本人、周囲の正直なところだ。 「かなりタフなシーズンでした。オランダに来て、日本代表に入るという目的は達せましたが、自分にとって納得できるような一年ではありませんでした。端から見たら『濃い一年だった』と言われるかもしれませんが、僕としてはこっちに来てやれる自信もあったし、思い描いていた以上のことをやろうと思ってこっちに来ていたので、ちょっと納得できる一年ではなかった。ただ下を向くこともない。僕自身、もっと証明することができると思っているし、もっとやれると思っている。もっとやらないといけないと思っているので、来シーズン、もっと頑張りたい」
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