日経平均株価、午前の終値は508円高…一時4万円台を2か月ぶり回復
12日の東京株式市場は買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は一時、取引時間中としては約2か月ぶりに4万円を超えた。午前の終値は508円87銭高の3万9881円10銭だった。
11日のニューヨーク株式市場で、IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値が史上初めて2万を突破した。この流れを引き継いだ東京市場でも幅広い銘柄が値上がりした。日経平均への影響が大きい半導体関連株が大きく上昇していることが相場を押し上げている。
円相場が円安・ドル高に振れており、海外での収益が改善する電機や機械などの銘柄も値上がりしている。ただ、市場では「ナスダック総合指数にはやや過熱感も出ている。株式市場に影響する米国のトランプ次期大統領の動向から目が離せない」(大手証券)との声があった。