平林太一選手初陣で奮闘 パリ・パラ五輪ブラインドフットボール 長野県松本市の美須々ケ丘高や東筑摩郡生坂村でPV
パリ・パラリンピックは日本時間の1日、視覚障害者のサッカー「ブラインドフットボール」が開幕し、日本は予選リーグ初戦でコロンビアに0―1で敗れた。長野県松本市の松本美須々ケ丘高校3年、平林太一選手(17)=松本山雅B.F.C所属、東筑摩郡生坂村出身=が再三シュートを放ったがゴールはならなかった。美須々ケ丘高校と生坂村でパブリックビューイング(PV)が行われ「われらがタイチ」の勇姿に大声援を送った。 美須々ケ丘高校のPVには生徒や教諭、保護者など約50人が集まった。平林選手がゴールに迫るたびに割れるような歓声が起きた。同じ3年1組の生徒(17)は「かっこよかった」と世界舞台で戦うクラスメートに目を輝かせ「次はゴールを量産してほしい」と期待した。 生坂村では村健康管理センターでPVが開かれ、約30人の地域住民が声援を送った。平林選手の持ち味のドリブルにはひときわ熱視線が注がれ、山形村の宮川信彦さん(47)は「持ち味を世界に見せつけてほしい」と応援。平林選手と村の保育園、小学校で一緒だった、いずれも高校3年生の3人は「小学1年生の時、一緒にブラインドサッカーをやった思い出がある。世界で活躍する姿はすごくうれしく誇らしい」と声をそろえた。 ブラインドフットボールは8チームが出場した。予選リーグは4チームで争い、上位2チームが準決勝に進む。
市民タイムス