WBAバンタム級2位・堤聖也が公開練習「負けるかも、いう緊張感を持ちながら自分自身を詰めていけています」
ボクシングのWBAバンタム級2位・堤聖也(28)=角海老宝石=が2日、練習拠点とする東京都練馬区のDANGANジムで7日に東京・両国国技館で行われるウィーラワット・ヌーレ(22)=タイ=との56・0キロ契約8回戦へ向けた練習を公開した。WBAスーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)とIBF同級王者マルティネス(アルゼンチン)の世界2団体統一戦のセミファイナル。WBAに加えIBF3位、WBO7位、WBC11位と4団体で世界ランクに入る堤にとっては事実上の世界前哨戦となる。 対戦相手ヌーレは4勝(2KO)1敗。日本王座を4度防衛した10勝(7KO)2分けの堤にとっては、世界戦につなげるためにも勝たなければいけない相手だ。「こういう(有利が予想される)相手はデビュー戦以来だと思う。ただ、先週ぐらいから相手を高く見積もって、負けるかも、効かされるかもという緊張感を持ちながら自分自身を詰めていけています」と、油断はなく、公開練習でもシャドー、ミット打ちでキレ味の鋭い動きを見せた。 だが、見据えるのはこの先の世界戦だ。「じゃないとこの試合はやらないです。しっかり組み立てていくボクシングを見せたい」と、堤。目標とし続ける世界戦へのステップとして、しっかりと勝ちきるつもりだ。
中日スポーツ