「婚歴がある男性が婚活市場に再参戦してくる…」男性再婚年齢ランキングが示す意外な現実
クリスマスや年末年始などのイベントや休暇に合わせて、短期集中で婚活する男女も少なくない。今回はイベントシーズンを前に、「のんびりした婚活は男性であっても回避したほうがいい」ということと、見落とされやすいその理由について、データをご紹介したい。 【ランキングを全部見る】「再婚年齢ランキング」で40代以上はどれほどいる? 以前ある会で、「男の結婚年齢なんて、若かろうが若くなかろうが、関係ありませんよ。若い頃から低年収といった条件は変わらないでしょう? ということは、年収とかの『スペック負け組』は若い時からずっと負け組なんですよ。だから、男の年齢なんて結婚に関係ないですよね」と、伝えてきた男性がいた。
私は7年以上関わってきた、さまざまなエリアの結婚支援者の方々の困った顔を思い出しつつ、こう回答した。 「いえいえ、今は再婚カップルが全カップルの4分の1を占める時代です。若くして結婚した『婚活力1軍男性』が離婚して、婚活市場にまた戻ってくる前に動くことが、2軍・3軍の男性に極めて有利に働くと思いませんか?」 その男性はなるほど、といった顔をして、それ以上「男に年齢は関係ない」という話を続けることはなかった。
■男性が再婚、女性が初婚はどれほど多い? 意外と意識されていない婚活における「再婚者の動き」について、今回は2023年に初婚女性との再婚を果たした男性の年齢を、ランキング形式でご紹介したい。 ちなみに2023年に婚姻届を提出し、結婚生活も確認できる結婚は総数31万5526件で、そのうち男性が再婚、女性が初婚となる結婚は2万8603件だった(9%)。1割弱は少ないと思うかもしれないが、これに女性だけが再婚の結婚、再婚同士の結婚を加えると26%にも達している。
離婚という痛みや、かつての2人の間に子どもがいるケースも考慮すれば、決して再婚が多いことを手放しで喜ぶわけにはいかないが、4組に1組程度という割合が安定して続いていることを、婚活を考えている方や支援者は知っておきたい。 そして、男性サイドの婚活で考えると「初婚女性と結婚した再婚男性」の年齢は統計的に見て、かなり意識して活動しなければならない状況となっている。 「初婚女性との再婚を果たした男性」ランキングの1位から6位はすべて30代の男性となった。またトップ10のうち、7位と10位の40代以外はすべて30代の男性である。