日経平均下げ幅4400円超の大暴落 要因は米・景気後退懸念と急速な円高
日テレNEWS NNN
5日の東京株式市場で株価が暴落しました。日経平均株価の下げ幅は4400円を超え、過去最大となりました。 5日の日経平均株価は先週末と比べて4451円安の3万1458円で取引を終えました。1987年のブラックマンデー翌日を超える過去最大の下げ幅になり、日経平均株価は去年10月以来の安値水準となりました。 暴落のきっかけはアメリカの景気後退懸念と急速な円高です。先週日銀の利上げなどをうけて進んだ円高に加え、アメリカで発表された雇用統計が市場予想を下回ったことをきっかけにアメリカの景気が後退するとの懸念が強まりニューヨーク市場で株価が大きく下落しました。この流れを受けて、週明けの東京株式市場も取引開始から全面安の展開となり急速な円高に引きずられるように売りが売りを呼ぶ「パニック安」の様相となりました。 専門家は、「アメリカの景気後退という不安が多少なりともやわらいでいけば、日本株も落ち着いていく」との見方を示しています。