ドナルド・グローバー、ランド映画で「スター・ウォーズ」に"楽しさ"注入を宣言
ドナルド・グローバーが、現在企画開発中のランド・カルリジアンを題材にした「スター・ウォーズ」のスピンオフ映画に「楽しさ」を取り戻す意向を明らかにした。 米ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、グローバーは「『スター・ウォーズ』に楽しさを取り戻したい」と力説。 「ファンとして、楽しさが必要だと思う。現在、楽しむのは非常に難しい。深刻な問題が起きているから仕方ないけれど、人間の経験として、楽しむ責任もあるはずだ。その部分が不足している」 グローバーは2018年公開の「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」で若き日のランドを演じ、好評を博した。本プロジェクトは当初テレビシリーズとして企画されていたが、現在は映画に変更されている。 グローバーは、「スター・ウォーズ」シリーズが時に真面目すぎると指摘する。 「ときどきシリアスすぎる。スカイウォーカー家に関するときは特にそうだ」 一方で、ランド・カルリジアンのキャラクターについては、「ランドの最高の部分は、彼が『ならず者』であることだ。『この戦争はくだらない。金が必要だ』と思っているはずで、この姿勢には誰もが共感できるだろう」と説明。この「楽しさ」を体現するランドを通じて、グローバーは「スター・ウォーズ」に新たな魅力を吹き込もうとしている。 「ランドを演じるのは楽しい」とグローバーは語る。「ただ、正しいやり方で描かなくてはいけない。時間は貴重だからね」。彼が弟のスティーブン・グローバーと共同で脚本を手掛ける本作で、彼がどのように「楽しさ」を表現するのか注目だ。 マルチタレントとして知られるグローバーは、ドラマ「アトランタ」で製作・脚本・監督・主演を務めてエミー賞を受賞。俳優としての活躍に加え、ラッパーとしても成功を収めている。 なお、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」以来の映画となる、次の「スター・ウォーズ」映画は「ザ・マンダロリアン・アンド・グローグー(原題)」となる。