東京五輪1年延期…マラソン代表再選考なし方針の影響は?
そのなかで本番までのプランを再計画しなければいけない。しかも、常に注目を浴びることになり、メンタル的には厳しい1年半を過ごすことになる。マスコミ対策、ファン対策も必要になるだろう。おそらく東京五輪までにマラソンを1~2本走ることになり、その他のレースに出場するときも、失敗は許されない雰囲気になる。 また本番を迎える前に、日本記録を上回るようなランナーが現れた場合、日本代表選考について、メディアが大騒ぎすることも考えられる。そういうことも内定者のメンタルに影響するだろう。 アスリートの立場でいうと、本番に向けて、ピークを合わせることを考えていくしかない。2021年の本番に向けて、内定者がリラックスした状態で競技に集中できる環境が整うことを願うばかりだ。 (文責・酒井政人/スポーツライター)