新年の縁起物『潮かつお』生産最盛期 伊豆半島で受け継がれる保存食=静岡・西伊豆町
静岡放送
静岡県西伊豆町の伝統保存食「潮かつお」づくりが最盛期を迎えています。カツオが連なって干される冬の風物詩で、生産者は「仕上がりが楽しみ」と意気込んでいます。 【写真を見る】新年の縁起物『潮かつお』生産最盛期 伊豆半島で受け継がれる保存食=静岡・西伊豆町 潮かつおは「正月魚」とも呼ばれ、豊漁や子孫繁栄を願う新年の縁起物とされています。国内では唯一、西伊豆町の田子地区で生産が続き、カネサ鰹節商店では11月12日から潮カツオ作りが始まりました。 11月20日は塩漬けにしたカツオから塩を洗い流し、竹ざおに並べてつるし、乾燥させました。 <カネサ鰹節商店 芹沢安久さん> 「この潮かつおを仕込むと、年末だなというのを感じますよね。アブラも少ないですし、きれいに身がしまっているので、仕上がりが楽しみですね」 潮かつおは数週間、風にさらして完成。約350本を12月10日頃から販売する予定です。
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