お笑い芸人・虻川美穂さん(50)「40代は出産と更年期でホルモンバランスが崩れっぱなし」|STORY
夫の影響から食にも興味が
― 2010年に結婚したイタリアンシェフ・桝谷周一郎氏の影響もあってか、日々の食にも興味がどんどん湧いてきたと言います。シェフはYouTubeチャンネルも大好評。遠方からのファンが席を埋め尽くすこともしばしばだそう。 夫がイタリアンのシェフということもあって、もともとあった食への興味がどんどん深まってきました。小豆島の金両さんという会社の蔵で作っている特撰丸大豆醬油や、Mo3 リポバランスオイル、アコメヤ トウキョウのごま和え胡麻など、体に良くて、日々の食事をちょっと格上げしてくれるような食品も日常的に取り入れています。 また、レストランの仕事が忙しく、不在がちなうえに、家での様子にイラッとしがちな夫ですが、彼のレストラン「オステリア ルッカ 東4丁目」に食べに行くとやっぱり美味しくて(笑)、ちょっと見直してしまいます。 それから、子どもができてからよく公園に行くようになりました。子どもの習い事を待っている時や休日など、あえて何もしないでボーッとする時間を作っています。湘南の稲村ヶ崎公園で海と空を見ている時間も落ち着きますし、日常の慌ただしさを忘れて心をオフにする時間を大事にするようにしています。
浮き沈みへの対処法
― 心をオフにする時間を作り、少しずつ体を立て直し、健康管理を見直しながらモヤモヤとした不調と折り合いをつけている虻川さん。それでも、ちょっとしたことで漠然とした不安感が拭えなくなるそう。小学生のお子さんのサポートも、仕事の合間をぬって全力で頑張っていらっしゃいます。そんなメンタルの浮き沈みへの対処法は? 更年期は誰にでも訪れる時期だということを理解しつつ、ホルモンバランスが乱れる期間は心を大らかに開いて、落ち着くのを待つことが大事だと思います。更年期は永遠に続くものではなく、いつかは終わるわけですからその時まで美味しいものを食べたり、筋肉を鍛えたりして健やかな生活を心がけたいですね。 最近ますます食に対して興味が湧いてきたので、50代は自分で野菜も育ててみたい。知り合いが長野で野菜を作っていて、その農園・meu tempo(めうてんぽ農園) から野菜不定期便を取り寄せています。こちらの農園はご夫婦二人で地球環境に配慮しながら運営していらっしゃって、お米も野菜も力強い生命力を感じる味わい。野菜本来の味、食感、香りがあって体が生き返るようなパワーをもらえるんです。いつか自分でも作ってみたいと思いつつ、農作業も頑張れる体力作りに励みたいですね。
夫・桝谷周一郎氏がオーナーシェフを務める「オステリア ルッカ 東4丁目」。家でイラッとすることがあっても夫の料理を口にすると「やっぱりリスペクト♡️」と惚れ直します。 撮影/田頭拓人 スタイリスト/上野真紀(アップワード) 取材/柏崎恵理 撮影協力/R personal studio(麻布十番)、オステリア ルッカ 東4丁目 ※衣装はすべてスタイリスト私物 ※情報は2024年12月号掲載時のものです。