「思い切って色々なトライを」。国際ユースサッカーin新潟出場のU-17日本代表が新潟合宿をスタート
「第26回国際ユースサッカーin新潟」(9月12日~16日、新潟)に臨むU-17日本代表が10日、新潟市内で合宿をスタートした。合宿初日は1時間ほどのトレーニング。3対1や3対3+2フリーマン、そして全選手が参加しての9対9などを実施した。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 7分×2本で行われた9対9では、MF川合徳孟(磐田U-18)が強烈な右足シュートを決めたほか、右からの折り返しを受けたFW前田勘太朗(横浜FCユース)がゴール。そして、DF松本果成(流通経済大柏高)、前田と繋ぎ、MF木實快斗(C大阪U-18)がゴールを破るシーンもあった。 今回のメンバー18名は、8月のバルコムBMWカップメンバーから全て入れ替わり、候補合宿を含めて初招集組が8人というフレッシュな顔ぶれ。「第26回国際ユースサッカーin新潟」は今秋の海外遠征メンバー入りをかけたトライアルの場でもある。その選手たちに対して城和憲監督はピッチサイドから繰り返し、ミスを怖れないこと、チャレンジすることを求め続けていた。指揮官はその意図について、こう説明する。 「ここで得るものはかなり大きいと思うんですけど、出さないと多分何も得られなくて、『もうちょっとやっときゃ良かったな』って言って終わるような多分1週間なので」と指摘。そして、「ほんとに失敗してもいいからトライをすること、トライしないことはもうダメだよって話を最初にしていて、ミスしないことがやっぱりミスなんじゃないかなと僕は思っているので。思い切って色々なトライをしてもらいたい」と後押しした。 合宿を始めるに当たり、トライすることや日常の基準を高く持つこと、代表チームとしての覚悟と責任を持って勝つこと、A代表を目指すことが要求された。城監督は個を強化することの必要性を強調する。 「個人で奪い切るとか、個人で抜き切るとか、決め切るとか、そういうところを常に求め続けないと、結局ここで違い作れる選手が11人いたらやっぱりだいぶ違うわけで、そういうところは本当に求めないといけない。育成年代でもタフさがやっぱり必要」とコメント。一週間で劇的に変わる訳では無い。だが、選手たちはU-17ペルー代表、U-17新潟選抜、U-17アメリカ代表との3試合を含めた合宿でトライし、成長、飛躍へのきっかけを掴んで所属チームに戻る。