このままでは「万が一の事態」が…悠仁さまの「筑波大進学」で、これから宮内庁を悩ます「最大の問題」
学習院大ではダメだった理由
「推薦要件の一つとして、学習成績概評Aランク以上、評定平均4.3以上、または一般選抜に合格できる程度の学力を有することが求められています。これは高校1年生の時から計画的に努力しなければ達成できない基準です。思い付きや忖度で推薦を受けるのは困難です。 悠仁さまは勉強を頑張ってこられて、さらに研究にも熱意と問題意識を持たれて取り組んできた結果でしょう。中傷的な言葉も見かけますが、大学に合格したばかりの18歳の高校生にかける言葉ではないと思います」(洋平さん) 悠仁さまは、そうした世間の声からも距離を置きたかったのではないか、として、洋平さんが続ける。 「筑波には悠仁さまの分野に関しても、潤沢な資料と存分に学べる環境が整っています。大学のランクではなく、純粋に学びたい内容を優先したのだと思います」 一方で、皇族が伝統的に進学される学習院大学ではダメだったのだろうか。 「私は学習院に元々は進学すればいいと考えていました。ただ、ご両親である秋篠宮さまご夫妻が行かせたくなかったともいわれています」(河西准教授) 前出の洋平さんの述べたように、筑波大なら最先端の研究ができる。学習院大には理学部があるが、研究内容や設備などに圧倒的な差がある。ただし、悠仁さまの目指すところは、研究職や研究機関への就職ではないはずだ。
対策が求められる「いちばんの課題」
筑波大に皇族を受け入れた経験はなく、これが初めてのケースだ。同校のOBは、「歓迎、というよりも心配な気持ちの方が勝っています」とその胸中を吐露する。 「本人も大変でしょうが、周囲も大変だと思います。一番の課題はセキュリティの問題です。筑波大学はキャンパスが広大で林や池もあります。人が潜むことができるところはいくらでもあるんです。常に警備が張り付いているのも現実的ではありません」(同大のOB) 筑波大学の筑波キャンパスは、教室だけではなく屋外運動場や農場、植物園、林や池まである。大学単一キャンパスとしては国内第2位の規模を誇る。地域にも開かれた大学であり、学外の人も気軽にキャンパス内に出入りできるという。 「地元の方が散歩やジョギングをしている姿をよく見かけます。オープンな雰囲気も筑波大の魅力です」(筑波大の女子学生) 良さでもあるその開放感は、いざ要人を迎え入れた際の不安材料になる。つまり、悠仁さまの筑波大入学を巡って特に心配されているのが、警備の問題なのである。 「合格発表のあと、ニュースで『大学の門』と紹介されていましたが、世間一般的なイメージの門が筑波大にはありません。知らない間に校内に入っている感じなんです」(筑波大の男子学生) 2019年には、当時悠仁さまが在席されていたお茶の水女子大学附属中学校の教室で、机の上に刃物が置かれる事件も発生した。将来の天皇となられる悠仁さまには常にテロのリスクも伴う。