躍進を狙うスパーズの“秘密兵器”が新シーズンへ意欲!名将ポポビッチからの期待、ウェンバンヤマとの絆も<DUNKSHOOT>
昨シーズンはスーパールーキー、ヴィクター・ウェンバンヤマとも固い絆を築いたという。 お互いにヨーロッパ人選手ということで打ち解け合うのに時間はかからなかったようだが、2人には「ボードゲーム」という共通の趣味もあった。互いに負けず嫌いゆえ、コート外ではよく真剣勝負に興じているそうだ。さらにウェンバンヤマが、マムケラシュビリの生まれ故郷ニューヨークにあるジョージア料理のレストランに同行したことで、2人の仲はさらに縮まった。 「ジョージアのカルチャーを知りたいという彼の姿勢そのものも嬉しかったし、彼は食にも興味があって、ジョージアの料理も堪能してくれたんだ」 他文化への好奇心旺盛なウェンビーらしいエピソードだが、自分のふるさとの食を楽しんでくれるというのは、誰にとっても嬉しいものだ。2人の仲がグッと縮まったレストランでの和気藹々とした光景が目に浮かぶ。 インタビューではオフに加入した大ベテラン、クリス・ポールについても語っている。彼はとにかくチームメイトたちに積極的に話しかけるそうで、「若い選手が多いスパーズにうってつけのリーダー」だとマムケラシュビリは開幕後の共闘に期待を膨らませている。 早くもチームメイトを集めてレストランに食事に行ったとのことで、そこでも、自分のこれまでの経験や、スランプや苦境に陥った時にどうやって乗り越えたかといった体験談を熱く語ってくれたそうだ。 この夏はジョージア代表としてオリンピック予選にも参加し、2試合で平均20.0点とチーム最多得点をマークしたマムケラシュビリは、これから大きく成長する可能性を秘めた逸材だ。名将ポポビッチの「お気に入り」プレーヤーの看板とともに、新シーズンの飛躍を楽しみに待ちたい。 文●小川由紀子
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