【マーメイドS】アリスヴェリテが影踏ませぬ逃走V! 重賞初制覇の永島まなみ騎手「リズム重視で運びました…馬が頑張ってくれました」
6月16日の京都11Rで行われた第29回マーメイドステークス(3歳以上オープン、牝馬限定、GⅢ、芝2000メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、永島まなみ騎手の4番人気アリスヴェリテ(4歳、栗東・中竹和也厩舎)が50キロの軽量を生かして逃げ切りV。上々のスタートから迷わずハナに立ち、後続を大きく引き離して逃げを打つと、直線に入っても粘りの走りで影を踏ませなかった。デビュー4年目の永島まなみ騎手は10度目の挑戦で待望の重賞初制覇。タイムは1分57秒2(良)。 2馬身差の2着にはエーデルブルーメ(1番人気)、さらにクビ差遅れた3着にホールネス(6番人気)が入った。 マーメイドSを勝ったアリスヴェリテは、父キズナ、母ルミエールヴェリテ、母の父Cozzeneという血統。北海道新冠町・(株)ノースヒルズの生産馬で、馬主は加藤誠氏。通算成績は19戦4勝。重賞は初勝利。中竹和也調教師、永島まなみ騎手ともにマーメイドSは初勝利。 ◆永島まなみ騎手(1着 アリスヴェリテ)「(馬と)けんかしないように、リズム重視で運びました。馬も応えてくれて、ペースも遅いわけではなかったですから、馬が頑張ってくれました。後ろの気配はなかったです。この馬のリズムで気負わず走れれば、ハイペースでも頑張ってくれるというのは柴田(裕)騎手からも聞いていました。(重賞初勝利は)すごくうれしかったです。普段も(周りの騎手から)『おめでとう』と言ってもらえますが、それ以上でした。たくさんの経験をさせてもらって、デビュー当初よりできることは増えましたが、細かな技術のところはまだまだなので、さらに磨いていきたいです。まだまだ上のクラスや重賞でも活躍できるようなジョッキーになりたいです。普段のレースも1つ1つ積み重ねて、大事にしていきたいです」