第2回日本ホラー映画大賞・大賞受賞監督作品 映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』平井亜門 森田想ら追加キャスト発表
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」にて大賞を受賞した近藤亮太監督の短編映画をもとに制作された長編映画、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の予告映像が公開され、あわせて新キャストが発表された。 本作は、弟の失踪にまつわる1本のビデオテープに閉じ込められた恐怖に巻き込まれていく“新次元Jホラー”。監督は、本作で商業映画デビューを果たす、近藤亮太。近藤監督は『リング』シリーズの脚本家・高橋洋氏に師事。Netflixドラマ「呪怨:呪いの家」などでも助監督を務め、話題のTVドラマ「イシナガキクエを探しています」で演出を務めるなど、ホラー界に彗星の如く現れた俊才として注目を集めている。主演は、映画『プロミスト・ランド』に主演するなど若手注目俳優の筆頭として活躍する杉田雷麟。総合プロデューサーを、Jホラーの巨匠 清水崇が務める。 そしてこの度、主演の杉田雷麟に続く、本作の主要キャストが発表された。杉田演じる兒玉敬太の弟・兒玉日向が失踪した瞬間が映るビデオテープが、ある日母親から送られてきたことを機に、敬太の弟探しに力を貸すことになる霊感を持つ同居人・天野司役を演じるのは、ドラマ「初恋不倫」などに出演し、俳優やモデル、声優としても活躍の幅を広げる平井亜門。また、記事ネタのために、敬太と司とともに弟・日向の失踪事件を追うことになる新聞記者・久住美琴役には『サユリ』や『朽ちないサクラ』『辰巳』など話題作への出演が続く森田想。また、美琴の上司・塚本哲也役を、個性派俳優として数多くの作品で存在感を魅せる藤井隆が演じる。 また、本作は、今月末より開催される 第37回東京国際映画祭アジアの未来部門に正式出品され、ワールドプレミア上映されることが決定している。
杉田雷麟・平井亜門・森田想・藤井隆・清水崇(総合プロデュース) コメント(全文)
▼杉田雷麟 この映画の台本を読んだとき、違和感を覚えました。何か言語化出来ないような違和感を。僕は台本を覚えるとき、日常生活で口ずさむ様に覚えます。ご飯を食べている時も、掃除をしている時も。不意に頭に浮かんだら口ずさむ。しかし、この台本は不可思議でした。どんどん違和感が増していく。仕舞いには嫌悪感すら抱いていました。断っておきますが、決して台本に対する悪口ではありません。笑それは、この作品を観た方が、一番よく分かると思います。 ▼平井亜門 オカルトは大好きですが霊感ほぼ皆無なわたくし平井亜門が、視える男“司”くんの「当たり前」を想像し、とにかく近藤監督のホラー愛をこの映画に落とし込みたいという気持ちで撮影に挑みました。ホラー映画初の僕にはマジックの様なアイデア溢れる面白い撮影の連続でした。日本ならではの奥ゆかしくもカビのように纏わりつく土着ホラーをどうぞお楽しみください。 ▼森田想 久住美琴を演じました森田想です。ぴんと張る静けさを感じるような脚本に、的確な近藤監督の演出と、本当に怖い撮影地が融合して、背筋が凍るジャパニーズホラーが出来上がりました。一足早く見た際には、あまりの怖さに久しぶりに顔を覆うほど。同時に本格的なホラーにこうして関われた嬉しさもありました。東京国際映画祭での初上映で反響を得て、公開時に沢山の方に楽しんでもらえますように。是非ご期待下さい。 ▼藤井隆 恥ずかしいのですが子供の頃から極度の怖がりでいただいた台本がしっとりずっしりと怖くて、読みながら怖い映像が(勝手に)浮かんできて最後まで読むのに時間がかかりました。撮影現場も暗くて(勝手に)怖くなってビクビクしていましたが森田想さんと喋ってる時が楽しくて救われました。物語の邪魔にならないように精一杯慎重に取り組みました。今も思い出すと怖いのですがせっかくなので完成したら映画館で観ようと決めてます。 ▼清水崇監督(総合プロデュース) 闇の山中に木霊する鈴の音… 荒いビデオ映像の奥に失きモノの姿… 日常に纏う歪(イビツ)が心情の闇に侵入してくる。 そして、現実(まこと)の世界でも近藤亮太という新たな才能が侵食してくる―― 僕は何をしているのか?…またホラーの作り手にライバルを招き入れてしまった。 小手先で無い、真の闇/J ホラーの神髄に真っ向から挑む映画をご覧あれ! 映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ 』は、2025年1月24日(金)より全国公開。
otocoto編集部