読売テレビニュース

　兵庫県芦屋市の教育委員会は、25日、市立小学校で学習用の積立金約470万円を着服したとして、女性職員を懲戒免職にしたと発表しました。 　25日付で懲戒免職となったのは、芦屋市の市立小学校の事務を補助する「学校業務サポーター」の女性職員（47）です。 　市教育委員会によりますと、女性職員は、校外学習の電車賃など学習にかかる費用を補填するために学校が保護者から集めていた「学校徴収金」約470万円を、学校の口座から不正に引き出したということです。女性職員は約4年半前から小学校に勤めていて、普段から通帳を取り扱う立場でした。 　今年8月、市教育委員会が学校事務の監査を行った際、保管されていた金庫に通帳が無いことが発覚。学校が、聞き取り調査を行ったところ、女性職員が出金を認めたということです。女性職員は学校の調べに対し、「ストレスで精神的に不安定になり、オンラインカジノに使ってしまった」と話しているということです。 　市教育委員会は「責任を痛切に感じている。二度とこのようなことが起こらないように再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしていて、25日に警察に被害届を提出したということです。