【ソフトバンク】長谷川威展の火消しが「きょうのポイント」と小久保監督 プロ2勝目左腕「ホントですか?」
◆パ・リーグ 楽天3―7ソフトバンク(15日・楽天モバイルパーク宮城) ソフトバンクが今季12度目の逆転勝利を収め、貯金を今季最多タイの14に戻した。 小久保監督が試合のポイントに挙げたのは4回の継投。先発・石川が今季チーム最短の3回1/3でKOされた。だが、1点ビハインドの1死二塁からの救援となった2番手の変則左腕・長谷川が、左打者・小郷を空振り三振に仕留めた。続く右打者・村林には四球を与えたが、同じく右打者・浅村は三ゴロと、見事な火消しで逆転を呼び込んだ。 指揮官は「長谷川がよう踏ん張ったんじゃないですか。石川が本来の調子じゃなく、1イニング2本ずつヒットを打たれたのに、あの失点で収まっていたから、チャンスがあったと思います。(石川は)3回で切ってもいいかなと思って(継投が)ちょっと遅れたなとも思ったんですけど。あのあと、長谷川が右左関係なく抑えてくれたので、きょうのポイントやったかなという気がします」と振り返った。 以下は長谷川の一問一答。 ―監督が試合のポイントだったと話した。 「ホントですか? ありがとうございます! あそこで点差を開くことなくいけたので。僕が点差を広げられていたら逆転しづらくなっていたところだった。抑えられて良かったです」 ―小郷は全球スライダー。外角はボールでいいと割り切っていた? 「ボールで良かったんですけど、(大きく外れるボールではなく)もう1個内のボール球で行きたかったところです」 ―外を見せたことで、ラストボールは内角で空振り三振。 「そのとおりです(笑い)」 ―村林は一塁が空いていたこともあり四球。 「そこは(捕手の)甲斐さんと配球でマッチングしたというか。自分の意思と合って、しっかり投げられたボールだったと思います」 ―浅村を打ち取った最後のボールはチェ(チェンジアップ)か。 「チェです。元々そんなにチェの割合は高くない方なので、そこで不意打ちというか、そういう球になったのかなと思います」 ―プロ2勝目。勝ちパターンではない長谷川らもゼロで抑えている。これで救援陣は7試合、25回2/3、のべ27人が無失点を継続。 「そうですね。たまたま勝ちは僕についたんですけど、やっぱり、きょうみたいな(勝ちパターンではない投手が踏ん張って逆転を呼び込む)時もあると思う。僕らがちゃんと仕事できれば、しっかりと勝ちを拾っていけるのかなと思いますね」
報知新聞社