「反日感情高めるための活動を」北朝鮮が韓国内スパイに元徴用工訴訟や処理水放出など反日運動扇動を指示 実刑判決のリーダー格は最大労組幹部
FNNプライムオンライン
北朝鮮が日韓関係の対立をあおっていたことが分かりました。 韓国の水原(スウォン)地裁は2024年11月、北朝鮮の工作機関の指示に従い、在韓米軍基地の情報を収集したなどとして、国家保安法違反の罪に問われたスパイ組織の男ら3人に実刑判決を言い渡しました。 証拠として採用された文書から、北朝鮮がスパイ組織に対して、少なくとも2019年ごろから元徴用工訴訟問題や東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出について、韓国内で反日運動を扇動するよう指示していたことが分かりました。 北朝鮮は日本の国旗を燃やすことや、日本大使館への奇襲デモなどを行うよう指示した上で、「反日感情を高めるための活動を実情に合わせて組織展開してほしい」としていました。 スパイ組織のリーダー格は、韓国最大規模の労働組合「民主労総」の幹部で、北朝鮮がこうした組織を通じて日韓関係の対立をあおっていた実態が明らかになりました。
フジテレビ,国際取材部