3000mの古都Sを勝ったワープスピード

ステイヤーズS ワープスピード 高木登調教師 ――初の3000メートル挑戦だった前走の古都ステークスは1着でした。レース内容を振り返ってください。 高木調教師(以下、高):ドレフォン産駒ですし血統的にはどうかなと思っていましたが、この馬自身はスタミナがありそうだと思っていたので試してみようということで臨みました。ある程度流れに乗らないと止めるところがあるので、前半は流れに乗っていくようにとジョッキーと話していて、そのプラン通りの競馬が出来ました。 ――前走の勝利でオープン入りを果たしました。どういうところに馬の成長を感じますか。 高:全体的に緩さがありましたがだいぶ体も逞しくなってきましたし、レースに行っても多少前向きさが出てきたかと思います。 ――今回ステイヤーズステークスを選択した意図は。 高:前走後に荻野極騎手が「スタミナのある馬ですね」と言ってくれたので、試す価値があるかなと思って使うことにしました。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 高:放牧に出さず在厩調整で進めて、順調にきています。 ――11/22(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 高:1週前はしっかりやりたかったので、ウッドで併せ馬でやりました。普段調教ではあまり動かない馬ですが良い動きでしたし、時計も優秀だったと思います。 ――今回は更に距離が延びますが、中山3600という舞台適性についての見通しは。 高:たまたま美浦に滞在中の荻野極騎手に調教で乗ってもらったとき「スタミナがある」と言ってくれましたし、前走後も改めて同様の評価をしてくれたのでこの条件でどこまでやれるか楽しみです。 ――初の重賞挑戦です。意気込みをお願いします。 高:だいぶ馬がしっかりしてきましたし長丁場は向いているので、良い競馬をしてくれるのではないかと思っています。