扶養内で働くために、パート代が「8万8000円」を超えないように注意していたのですが、「1ヶ月」だけ超えてしまいそうです。この場合も扶養から外れてしまいますか?
2024年10月からの社会保険適用範囲変更に注意
2024年8月現在、106万円の壁は従業員数101人以上の会社に勤務している従業員が対象です。しかし、2024年10月より適用範囲が拡大されることが決まっており、以降は従業員数51人以上の勤務先が対象となります。 そのため、現在130万円の壁のみに注意している従業員数100人以下の会社に勤務するパート社員の中には、10月から106万円の壁を考慮して働かなければならない人が出てくる可能性があります。 ひと月あたりの給料が約10万8000円まで働けていたものが、約8万8000円とおよそ2万円減ってしまうことから、今後の働き方をどのようにするべきか考えておいた方がよいでしょう。
1ヶ月だけ8万8000円を超えてもすぐに扶養から外れる可能性は低いと考えられる
配偶者の扶養に入っており、毎月8万8000円を超えないように働いていた人が、1ヶ月だけ8万8000円を超えてしまっても、いきなり扶養から外される可能性はないと考えられます。しかし、それが2ヶ月以上続く場合などは、扶養から外れてしまう恐れもあります。 とはいえ、配偶者の扶養から外れ、自身が社会保険に加入することで将来的に多くの恩恵を受けられる可能性もあります。 厚生労働省の社会保険適用拡大特設サイトでは、自身の年間給与額から年金額や保険料をシミュレーションすることが可能です。扶養内で働くか、社会保険に加入するか迷った際にはチェックすることをおすすめします。 出典 厚生労働省 年収の壁・支援強化パッケージ 厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト パート・アルバイトのみなさま 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部