【山崎怜奈の好奇心のとびら】魅惑のあんこ菓子
魅惑のあんこ菓子
子供のころから和菓子派。生クリームのスイーツやチョコレートのお菓子よりも、あんこやきな粉を使った和のお菓子を好んで食べてきました。 【写真】見て良し!食べて良し!誰かに差し上げたくなる山崎怜奈さんおすすめのあんこ菓子を写真でチェック! 最近では、あんこがスーパーフードとして注目されていることもあって、私の中でますます和菓子の評価が高まっています。特に、ストイックにトレーニングをしている人たちが、栄養食としておはぎや大福を取り入れていると知って、興味津々。 何でも効率的に栄養補給ができて低脂質なので、筋トレ前のエネルギー補給にちょうどいいらしいのです。タンパク質やミネラルも含まれていて、エネルギー代謝を促してくれるビタミンB1も豊富なのだそう。 これまでただ好きで食べてきただけなのですが、健康面でも理にかなっていることを知り、ちょっとうれしい気持ちに。 お気に入りの和菓子もいくつかありますが、ここ最近で1番のヒットは東京・代官山『の・はぎ』のおはぎ。 ひとつずつ小ぶりで食べやすいし、ジャスミンや柑橘系など、変わり種のあんこもあってどれも美味! もち米は、ビタミンや食物繊維が豊富なもちきび入りで、プチプチとした食感も気に入りました。 ニューカマーもチェックしますが、王道の『とらや』もやっぱり外せません。鉄板の羊羹や『トラヤあん スタンド』の『あんペースト』も好みですが、見た目にもかわいい生菓子は特別ですね。 季節の生菓子がショーケースに並んでいる様は、いつでもテンションが上がります。仕事を頑張った日は、自分へのご褒美に1つ買って帰って、お家でゆっくり味わうのがひそかな楽しみです。 目上の方への手土産として外さないのも、和菓子のいいところ。今は東京・江戸川区に移転してしまっていますが、以前TOKYO FMの近くにお店を構えていた『一元屋』のきんつばは、収録帰りによく利用していました。 きんつばこそ、あんこを楽しむためのお菓子。小豆の風味をどれだけ生かせるかが決め手になると思うのですが、このお店のあんこは塩気と甘みの塩梅が絶妙で、本当においしい! 移転してしまった今でも、無性に食べたくなります。 ちょっと個性的なところで言えば、東京・北区の『中里』の揚最中。ごま油で揚げた最中であんこを挟んだ和菓子で、塩気の効いたパリッパリの皮と粒あんの甘じょっぱいバランスは、他では味わえません。 2日目は皮があんの水分を吸ってちょっとしっとりするのですが、これをオーブンやフライパンでちょっと焼いて食べるとまた絶品! 自分への甘やかしとしても、手土産としても、甘いものは人を幸せにするなぁと実感する、今日この頃です。 ■my recommendation ・添加物&白砂糖不使用の安心おはぎ の・はぎ『すべての・はぎ』 270円~ (1個)、1750円 (7個入り) 今年4月25日オープンのおはぎ専門店。〝カラダが喜ぶおはぎ〟をコンセプトに、毎日店内奥で手作り。粒あん、こしあん、きな粉といった定番に加え、季節ごとに限定品が登場。 店内限定のドリンクメニューや、雨の日にしか登場しない〝みたらしくるみ〟もすごく気になっています! ・季節の細やかな変化を映す生菓子 とらや 『生菓子』 各540円(※一部店舗限定) 職人がひとつひとつ丹念に仕上げた生菓子。半月ごとにメニューが変わり、9月16?30日は、十五夜をテーマに、月を愛でるウサギを表現した『月下の宴』(写真中央)などが登場。 ひとつずつ繊細で芸術品のよう。「どんなお菓子が並んでいるかな?」とショーケースを覗くのが楽しみです。 ・伝統製法で作られる江戸銘菓 一元屋きんつば店『特製きんつば』 162円 (1個)、2646円 (15個入り) 北海道・十勝産の大納言を厳選。上品な甘さ、しっとりとした口当たりに仕上げたあんに、手作業で衣を焼き付けて仕上げられる。ほどよく効いた塩加減があんを引き立てる逸品。 目上の方への手土産としてもおすすめしたい名品。上品な小豆から極薄の衣まで、全てが凛としています。 ・皮をごま油で揚げた斬新な最中 中里菓子店『揚最中』 186円 (1個)、1236円 (6個入り) 最中の皮を上質なごま油でパリッと香ばしく揚げ、小倉あんを挟んだ、昭和初期考案の看板商品。伊豆大島産のやき塩を効かせることで、ごま油の風味とあんの甘さが引き立つ。 塩気もあって、あんもさりげない量なので、甘いものがあまり得意ではないという方にもぴったり! 撮影/タナカヨシトモ、黒石あみ ヘアメイク/久保フユミ スタイリング/マルコマキ 構成/坂本祥子
@DIME編集部