【さあ、投票へ。】衆院選 福岡と佐賀のすべての選挙区の「終盤情勢」世論調査と独自取材で分析
福岡11区
田川市、行橋市などの福岡11区です。届け出順に、社民新人の志岐玲子さん(71)、自民前職の武田良太さん(56)、維新新人の村上智信さん(55)の3人が立候補しています。 維新の新人、村上さんと自民のベテラン、武田さんが互いに譲らぬ展開となっています。24日、村上さんのもとに応援に入った日本維新の会の藤田幹事長は、自民党のいわゆる“裏金問題”を厳しく批判しました。 ■藤田幹事長 「この西日本で一番の大接戦。真っ当なまっすぐな政治を、この村上智信に皆さんのお力でさせていただきたい。」 ■村上氏 「政治のあり方を根本的に改めるべきだ。私は日本維新の会の一員として、クリーンな政治を実現してまいります。」 一方、武田さんは精力的に地元をまわり、支持固めに奔走しています。 ■武田氏 「いまここで野党政権になれば、また日本の経済が失速し、地域振興も失速するわけであります。」 「残りわずかとなりましたが、精いっぱい頑張ってまいりますので、ご友人などのお声かけを最後までよろしくお願いします。頑張ります。」 志岐さんは支持拡大を図ります。
佐賀1区
福岡と佐賀で唯一、前職どうしの一騎打ちとなった佐賀1区です。届け出順に、自民前職の岩田和親さん(51)、立憲前職の原口一博さん(65)の2人が立候補しています。 立憲の原口さんが先行し、自民の岩田さんが追う展開となっています。原口さんは立憲・共産支持層のほぼ固めているほか、ほかの野党の支持層や無党派層から広く支持を集めています。岩田さんは自民支持層のほぼ8割、公明支持層のおよそ7割を固めています。
佐賀2区
最後に佐賀2区です。届け出順に、自民前職の古川康さん(66)、立憲前職の大串博志さん(59)、共産新人の井上祐輔さん(38)、参政新人の下吹越優也さん(31)の4人が立候補しています。 党の代表代行を務める立憲の大串さんが一歩抜け出す勢いです。立憲支持層をほぼ固め、ほかの野党の支持層にも浸透しているほか、自民・公明の支持層にも一定程度食い込んでいます。自民の古川さんが後を追っています。下吹越さん、井上さんは支持が広がらず苦しい展開です。 今回の調査ではいずれの選挙区でも一定数の回答者が投票先を明らかにしなかったため、今後、情勢が変化する可能性もあります。
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